ノツログ extra

東京都板橋区在住のフリーライター・野津修(63歳)の備忘録

3月15日(木)風が強くてヒリヒリする目と、もう一つの酒場で出会った先輩の笑顔。

朝6時起床。火曜日取材の原稿作成の続き。16時過ぎに家を出て酒場へ。天気予報では前日以上に暖かくなると言っていたが、風があるので気温は高いものの、それほど“暑い”という感じはしない(最高気温は22度だったらしい)。そしてどうやら今年から花粉症を発症したようで目がヒリヒリする。17時過ぎに酒場前に到着。やはり休み。ということで、徒歩3分の別の酒場へ。17時8分ぐらいに入店すると本日も最初の客。入口からすぐのカウンター角に着席。テレビは日テレのニュースになっていたが、すぐにおかみさんが相撲中継に替えてくださった。瓶ビールが昨日から50円値上げになったので、最初からレモンハイを頼むか少し迷ったが、結局ビールをオーダー。テレビでは北勝富士と正代の一番が始まるところ。突き落としで正代が勝ったのを見て、つまみの春菊のおひたしを頼む。解説は5日目にして今場所初の舞の海さん。本日良かったのは逸ノ城と遠藤の一番。両者ががっぷりと組み合い、しばらくは膠着状態が続いたが、最後は馬力に勝る逸ノ城が寄り切り。この後、ビールからレモンハイに移行。そして、追加で注文したゲソワサが出てきた17時35分頃、70歳過ぎぐらいの先輩が来店。着席するなり、ダニに刺されたとぼやく。「そりゃ大変でしたね」とすぐさま塗り薬を渡すおかみさん。結びの鶴竜と宝富士の一番は物言いが付き、同体取り直しとなるが、再戦では鶴竜が圧倒。ダニに刺された先輩は結構饒舌。東北訛りが強く、ちょっととぼけた感じの口調。「今日は暑かったけど、夕方になって寒くなってきたな」と言うと、「そりゃいくらなんでも半袖じゃ寒いでしょ」とおかみさん。テレビと反対側に座っていたので、それまでわからなかったが、振り返って見ると先輩は半袖シャツ姿。思わず笑うと、ニッコリと笑い返してくれた。その後も「オレは3回刑務所に入ったことがあるんだけど…」「あらそうですか」「成田の闘争でしょっ引かれてな」「あらそうですか」といった先輩とおかみさんのやり取りをBGMに飲む。3杯目のレモンハイを飲み終えて、18時15分ぐらいに店を出る。泪橋から南千住駅前歩道橋に続く道沿いに植えてある桜みたいな梅の木が、濃いピンク色の花を付けていた。

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